オリーブの挿し木、適期について。
こんにちは。オリーブを日本一たくさん育てているサラリーマン、タカです。
前々回はオリーブ挿し木の鉢上げの様子をあげましたが、今回は挿し木の適期、いつしたらよいかについて、お話しします。
あくまでも自分がこれまで5年ほど、数千本の挿し木をして感じたことなので、正解かはわかりませんが、、、
一般的な挿し木に適した時期は5月頃と言われていると思います。確かに5月、6月頃は新枝がどんどんのびて、元気一杯の挿しほがとれること、気温的にも湿度的にも発根に適した時期だと思います。自分もこの頃にたくさんの挿し木をしますし、品種にもよりますが高い成功率になるかなと感じています。
あと何よりも発根までの時間が短い、2ヶ月から遅くても3ヶ月で発根しますし、早いものでは1ヶ月で発根するものもあります。
なので、一般的に言われているこの時期は正解だと思います。
話がそれますが、挿し木の成功、不正行は「いかに葉からの蒸散を防ぎ、挿し穂を発根まで持たせるか」これに尽きます。
その為に湿度を可能な限り100%に近づけ、尚且つ、光合成をさせて根のもととなるタンパク質を作らせるかと言うことだと考えています。
葉がたくさんついていればついているほど光合成は進みますし、太陽に充てれば充てるほど光合成は進みます。
でもどちらも挿し穂の蒸散を早め、枯らせる方向に持っていきます。
要するにこのバランスです!
生産農家さんによって残す葉っぱの数が2枚だったり4枚だったりします。これはどれが正解と言うものではありません。
要するにバランス。
品種によっても挿す時期によっても違います。
前置きが長くなりました。
僕は時期で変えています。
今の時期、これから夏に向かう時期、基本的には2枚、葉の大きいものではさらに半分で切り落とします。
半分に切った葉もちゃんと機能します
この時期にたくさんの葉をつけると、蒸散が勝り枯れてしまうことが多いからです。
生産農家さんのように、機械で霧を散布する設備があるのなら多目でもよいのかも知れませんが、素人の僕たちがやる場合は中々100パーセントを保つのが難しいのでどうしても葉は少な目になります。
湿度を保つと言う意味では、高温のところに置いて輿水をし、透明のふたをすれば簡単に100パーセントになるのですが、高温すぎて難しい、、、
とにかくパランスなのです。
僕の場合はペットボトルを半分に切って、底には穴を開けて輿水。上側はふたを外すか、もしくはふたをした状態で側面に穴を開けて空気が抜けるようにします。
完全に密閉する方もいますが、大抵の場合、カビが生えます。
空気穴を開ければ湿度は下がりますがカビは生えません。
こうして湿度を保ちカビも抑え、少しでも長く挿し穂を持たせるのです。
置場所は一日の内で少しの間日が当たるところ。一日中日が当たると蒸散が進み枯れます。
一日中日陰だと光合成が進まず発根まで時間がかかります。
なので、半日陰よりかなり日陰で少し日が当たるところに置きます。
さて、今回はお話したいのは、挿し木の時期。第2の適期です。
秋から冬にかけてです!
で、ここからが本番なのですが長くなりましたので続きは次回に(^-^)/
#オリーブの育て方 #オリーブ挿し木