オリーブ挿し木、1000本挿し！始めます。

こんにちは、オリーブを日本一たくさん育てているサラリーマン、タカです。年も変わり、新たな気持ちで今年もオリーブ育成をガンガンやっていきますよ(^.^)ということで、ここから本格的に挿し木を始めます。自分の経験ではオリーブ挿し木の適期は5月から7月です。ただ品種によってまちまちなので、この冬の時期から挿してゆき、傾向を探っていきます。

まずは、ベランダにある子苗たち。ここにはマンザニロとミッションがざっと150ほどあります。

今日はこの固まり、マンザニロです。写真の様に、狭いベランダに置いているので、ポットも小さく雑草も生え放題、今は枯れてますが(^_^;
なので、形よく育てるための剪定も兼ねて、挿し穂を切っていきます。

枝先が三本になっているところをカット

幹の途中から、幹以上に伸びてきた枝をカット

こんな風にバランス良く、どの方向にも枝が伸びていくようにカットしていきます。

これ位かな

切り口や葉の数などを整え、挿し穂を作ります。

長さは諸説あります。良く言われているのが15センチから20センチ位、確かに挿し穂の長さが長い方が発根したときの根の量は多いかもしれませんが、短くても大丈夫です。今まで3000本以上試していますが5,6センチでも発根する物はします。葉の数も正解はわかりません。ただ言えるのは、光合成で作られたたんぱく質が、幹や根の生長に使われるので、葉の数が多いほどよいはず、でも葉から水分が蒸散されるので、根が無く水分が吸えない挿し穂は蒸散が多いと発根前に枯れてしまいます。要はこのバランスです。寒い時期は葉の数は多く、暑い時期は少ないのが良いと自分は思います。

先は斜め切り

斜め切りした裏側は返し切り。返し切りとは、庭木などの生産農家が発根し難い品種の時にやります。斜め切りした裏側を縦に1,2センチほど薄く、形成層が出る程度に切ります。

いつものペットボトルをカットし、底に穴を空けた物に、用土はパーライト。

挿す前に水に二時間ほど浸けますが、今回はただの水とメネデール入りの水、二種類を試します。多分変わらないと思いますが、、

発根剤は僕は使いません。小豆島始め各地の生産農家さんは発根剤を使うところが多いです。代表はオキシベロンやルートン。自分が何故使わないかというと、この二つに関してはオリーブの適用が無いからです。特にルートンは食用には使わないことと注意書きもあります。なので実を食べたり葉をお茶にしたい自分としては使わないことにしています。ネットやお店で売っているオリーブの苗木も発根剤を使って増やした物が多いと思いますが、実は食べないで下さいなどと表示されている物はほとんどないですけど、、この発根剤については別の機会にお話ししますね。

フタを被せてテープでとめてできあがりです。ペットボトルは適度に湿度を保ってくれる優れものです。上のフタはしないでください。完全に密閉すると直ぐにカビが生えてきますので。

ではではこの調子でまずは3ヶ月位で1000本目指して頑張ります(^^)/

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