オリーブの育て方。2月にやることpart1 水と肥料

寒さ本番の2月。オリーブの活動はまだまだゆっくりです。虫も病気もあまり心配することはないですね。
でも、もうすぐ訪れる春に向って、木の内部では着々と活動の準備をはじめています。1月に引き続き、花芽の形成の為にはしっかりと寒さに当ててください。

葉っぱのつけ根をよおく見ると、何やら新芽のようなものがポツっと出てるはずです。これは新芽なのか花芽なのか、、毎年今くらいの時期になると気になって仕方がないのですが、この時点ではまだわかりません、、花芽も新芽も葉の付け根から伸びてきます。毎日様子を見て、花芽かな!?新芽かな、、などと一喜一憂するのも楽しいですね(^^)

2月にすること。内部で春を迎えるための準備をしているオリーブの為に、育てる側も準備することが何かと多いのがこの月です。

寒くてもゆっくりと活動しています

①水やり                1月と同様です。ゆっくりでも活動はしています。特に今は花芽の準備をしている時期なので、水を枯らすと花芽がつきません。でも過湿を嫌うので上げ過ぎには注意。表面が完全に乾いたら、上げるときはたっぷりと。そして今の時期は昼間の暖かい時間にあげるのがお勧めです。

②肥料                肥料は一年に3回が基本てす。2月、6月、11月です。6月は実の生育の為に。11月は実を育てたお礼に。そして、この2月に上げる肥料が一番大切になります。3月から本格的に活動を始めるオリーブの為に、しっかりと土に栄養を溜め込むのです。

この実がもしかしたら何千年も生きる可能性を秘めています

ほんのひと時に花を咲かせ虫を呼び受粉し、子孫を残す性質の草花とは違います。じっくりと成長するオリーブにとっては肥料も時間をかけて長く効く、緩効性のものを使いましょう。

花をきれいに咲かすにはリン酸が多く必要ですが、オリーブは窒素、リン酸、カリウムが等配合のものを使います。カルシウムや鉄分など微量要素も取れる有機肥料を私は使います。根はその先の方から養分を吸います。地植の場合は根は枝先の広がりと同じくらいまで張ることが多いです。肥料は幹の近くでは無く、枝先位の場所に。鉢植えの場合は鉢のフチに施しましょう。

しっかりと大地に根を張り、根も幹も枝も時間をかけて成長する。何千年も、、時に実を付け、大地に落とす。オリーブの実はその渋さ故、鳥が遠くに運ぶことも期待できません。長生きの親木の下に落ちた実は、何か親の身に起きたときの為に静かに少しずつ成長しているのでしょうかね(^^)

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オリーブの育て方。2月にやることpart1 水と肥料” に対して6件のコメントがあります。

  1. Cayonne より:

    先日アメブロの方にコメントさせていただいた新人2年目です。
    私はカラマタということで購入したものが偽物でして、本物をお持ちなのが羨ましいです。ジャンボカラマタは正真正銘の本物を持っているのですが(笑)

    リクエストなのですが、以前ブログで紹介していた挿し木のカラマタの成長過程がどうなったのか見させていただけると嬉しいです。

    1. taka より:

      こんにちは。偽物ですかぁ、私もジャンボカラマタの多分偽物は数本持ってます。偽物だろうなと思いつつ、近くの園芸店と横浜の方にあるサカタのタネで買ったんですが、昨年実が付きましたがやはりどう見ても小さく、、、、
      ジャンボカラマタは小倉園さんのは確実ですね。
      カラマタは私のはイタリアから輸入して日本のナーセリーがある程度育てたのを買いました。イタリア政府の保証がついているので確実です。
      リクエストのカラマタ挿し木のその後なのですが、実は発根したあと、家の壁塗りの工事があり、塗料よけのビニールを一週間苗木にかけていて、その間に水涸れさせてしまったのです(T_T)
      かなり発根率が低い品種なので凹みました。
      今再度、挿し木をしているところです。でも今の時期は多分暖かくなるまで発根しないと思うので、長い勝負となりそうです。
      私はカラマタは地植と鉢植えがありますので、よろしければですが、発根したらお送りしますよ。
      始めたばかりのこちらのブログを見ていただいてありがとうございます(__)

      1. Cayonne より:

        私のジャンボカラマタは小豆島の生産農家の方から譲っていただいたものと、静岡のナルシュウオリーブさんから譲っていただいたものの2つになります。

        なんと!!もし発根したカラマタを譲っていただけるのでしたら、こちらはあまり品種を持っておりませんが、希少種ですとカヨンヌとジャンボカラマタの挿し木苗ならありますので、どちらかと交換していただけるのでしたら嬉しく思います。

        普段周りにオリーブの話ができる仲間がいないのでこちらこそ楽しく拝見させていただいてます( ´∀`)

        1. taka より:

          頑張ってカラマタ挿し木しますね。私もオリーブについては周りに話し相手がいないですね、、やっぱりカヨンヌさんはカヨンヌを持っているのですね(^^) 確かフランス娘だったかな? まだまだ先になるとは思いますが挿し木、やりますね。今後とも情報交換しましょう(^^♪

  2. Cayonne より:

    はい!オリーブの品種について調べ始めてた頃に、オリーブのなかでもっとも美しい品種と言われていると聞いてカヨンヌが欲しくなり購入しました。今でも一番好きな品種です( ´∀`)
    カヨンヌは希少種ではありますが発根自体は割と簡単かと思います。

    今はノチェラーラとバロウニが欲しいです。takaさんはノチェラーラお持ちですよね!

    私の方も挿し木頑張ります!

    1. taka より:

      ノチェラーラは日本ではあまり出回ってないですが、イタリヤでは普及種と聞いてます。葉っぱが丸くてカワユイですよ。昨年少し挿し木を試しましたがだめでした。いま、再度挿し木を30本程試してます(^^
      こちらもイタリヤ政府公認の本物です。上手く行くと良いのですが、カラマタ同様、発根率が低そうですね、、イタリヤでは挿し木ではなく、接ぎ木が生産の主流なので、難しい品種もあっさりと増やせるのだと思います。

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