オリーブの育て方。2月にやることpart3。 剪定
オリーブを育てる上で大きなポイントとして剪定があります。オリーブはとても成長力があり、一年ほっておくとボサボサになってしまいます。陽当たりと風通しが大好きなオリーブにとって、枝が密集するのは、日当たりが悪くなるだけでなく、病気の原因にもなってしまいます。
枝が密集すると実付きにも影響します
剪定には弱剪定と強剪定があります。弱剪定は先ほど説明したように、枝の密集度や形を整えるために、主に不要な枝をカットするものです。
強剪定はオリーブの木を若返させるために、枝だけでなく、太くなった幹も必要に応じカットします。
剪定の度合いによって、弱剪定と強剪定の間くらいもありますが、ざっとこんな感じと覚えていてください(^^
剪定は一年中できますが、特に強剪定は木をかなり切りますので、根があまり動いていないこの時期にするのが良いと多くの専門家が言っています。私は季節に関係なくやっていますが枯れたことはないですが、、
今回は弱剪定を紹介します。
カットモデルはこの子。エジプト出身のエルグレコ。丈夫な子で、挿し木をして半年くらい根が生えなくても枯れないツワモノ。それ故にちょっと放任主義で育てたため枝があっちゃこっちゃに、、しかもこの品種の特性なのかカクカクとした感じに枝が延び、なんか気難しい子になってしまっています、、
では、剪定のセオリーに添って
①枯れ枝を切る
まずすることは、葉が無く枯れた枝、または傷んだ枝を切りましょう。
②二股三股に生えている
何本も同じところから生えているのは、樹形を考え一本もしくは二本にカット
③交差している、もしくはする。
枝と枝が交差している、もしくはこれから交差する部分はどちらかをカット。
④幹の途中から延びた細枝。
これはエルグレコではありませんが、、
⑤ヒコバエ
根本から生えた新枝をヒコバエと言います。親木の分の栄養も吸います。
⑥内向きに生えている。
内向きの枝は将来交差枝になります。
⑦並行枝
並行に複数本生えているのはバランスを考えてカット
⑧徒長枝
他と比べ長く伸びすぎた枝もカット
⑨下向き枝
地面に向って生えている枝はオリーブの天に向かって手を伸ばしている様な樹形の魅力を壊しますね。
⑩全体のバランスを整える
後は全体のバランスを考えて形よくカットしていきます。その場合、カット候補の枝を手で曲げたり、隠したりするとカット後のイメージがつきます。最後のバランスを整える作業は必ず、色々な方向から見て行って下さい。一方から見ての作業はバランスが取りづらいです。
次回はこの子をもっとイケメンにする技を紹介しますね(^^)/
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